私、もしかして出会ってしまったかもしれない。
「記念受験」くらいの気軽な気持ちで始めた婚活も、活動すればするほどに自分の市場価値を思い知らされ、ボコボコになってもまた立ち上がるを繰り返さなければいけないことを知りました。
ならば、パンチドランカーのごとく麻痺するまで打たれてやろうではないか。
いったん立ち止まってしまうともう歩けなくなりそうなので、性懲りもなく新たな出会いを求めて立ち上がりました。
今度は、ノーマルな30代限定婚活パーティー再び。
一番傷つかなかったバージョンね。
麻痺するまでとかいいながら、傷つかないであろう道を選んでるけど。
メンタルを鍛えるのが目的ではなく、あくまでも
パートナーと出会って幸せになりたい。
が、最終目標なので。
私、もしかして出会ってしまったかもしれない。
その日の婚活パーティーは10~15人対決だったように記憶してる。
前回の50人にとっても疲れたあとなので少人数の面接が楽に感じました。
30歳代という縛りだけなので、同い年か年下の男性たち。私の理想だけをいえば同い年またはちょっとだけ年上の男性なのだけれど、それはまあ誤差ということで5歳以内の年下なら同い年とみなそう。(むこうはどう思ってるかわからないけど)
その中で出会った男性は、同い年、ちょっとワイルド系、男前ではないけど男らしい雰囲気、料理が得意。仕事は自営業。年収はなんとエグゼクティブクラスじゃないの!
年収を気にして嫌らしい女だ。そんなだから結婚できないって思われるかもしれないけど、やっぱりこれは「婚活」だから。好きから始まる恋愛ではないから。
回転ずしの段階で好きになってしまうこともあるかもしれないけど、だいたいの人はそうじゃないと思う。
で、まあそのワイルドエグゼクティブくんは、稼ぎやステイタスを鼻にかける風でもなく、人懐っこい笑顔でカジュアルなランチデートの提案をしてきた。
おいしいもの作るのも食べるのが好きだから、高いお店じゃないんだけどと言って具体的な提案。
いいじゃないーーー♡
パーティーが終わって、その日は時間帯が遅めだったのでいきなりご飯て感じだったので、まだまだ初心者マークの警戒心が強い私は、「今日はあまり時間がないので、今度お昼間に。」ということで話をつけた。
帰宅してから衝撃の事実を知ることになる
とってもウキウキした気持ちでお家に帰ることができ、一緒に料理したり一緒に出掛けたり、スポーツなんかも一緒に楽しめたらいいな♪なんて久しぶりに乙女の気分をかみしめていました。
そりゃ、完璧じゃないよ。私だって完璧じゃないもの。
少しずつ時間を重ねてお互いのことを知って二人の関係を積み上げていく。そんな感じがいい。あの人ならそんな感じわかってくれそうよ。
と、ここで彼からのメール。
今日のお礼と、次のデートの日取りなどを簡単にやり取りして、2週間後にデートの約束。
いい予感~。こんなに幸せで、いいのかな~。
こんな時、女は誰かに話したくなるものです。
でも、友達にも婚活してること話してないし、せめて同じような気持ちを味わった人の話とかちょっとみてみよう~。と淡いピンク色の気持ちでパソコンに向かいました。
で、しばらくネットサーフィンを続けていると参加した婚活パーティーのレポートみたいなのが2ちゃんねるにあがってるではないですか。
そこで知った事実。
婚活パーティーには詐欺みたいなんがたまにおる。
詐欺といっても遊び目的の人もいれば、金銭が目的だったり、結局なんらかの勧誘だったりいろいろ。ネットの掲示板だから好きになったのにふられた腹いせというのもありえるんだけれど、複数の人が同じ人のことを指して言ってる常連詐欺もいたりで、その人かも?とにおわせるイニシャルや特徴がかかれていたり、ひどい場合は実名を挙げられていたりしてました。
急に不安になってきて、まさかとは思い調べていくと、なんと!同じ会場別の日で彼の特徴そっくりな人が遊び目的のヤローだと書かれていました。
調べれば調べるほどに出てきて、まさかまさかの実名アップ。
ほいきたビンゴっ!
私、もしかして出会ってしまったかもしれない。
ネットでちょっぴり有名な遊び目的ヤローに。
パーティー終わってすぐ帰った警戒心は正解だったよう。
とりあえず、現時点では私はなにも失ってないし被害もない。
数時間ハートを盗まれたこと以外は。
翌日来たメールには返信せず、もちろん2週間後のデートが実行されるはずもありませんでした。
バレたのがバレたのか、そもそもたくさんの同時進行被害者がいるのか、彼も深追いしてこなかったので特に迷惑に思うようなこともなく終わりましたとさ。
めでたし、めでたし(泣)