気がついたら熟女

アラフォー独身女のこじらせ恋愛記録

佐藤浩市似の素敵な彼との初デートした件

40代限定婚活パーティーに参加し、若かりし日の佐藤浩市似の佐藤くん(仮名)と出会った私。

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あまりにもいい感じすぎて、前みたいに詐欺じゃないかと心のどこかで疑い、帰宅してから一応ググってみました。

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が、特に名前をさらされているわけでもなく、彼の特徴を思わせる婚活常連詐欺のような人物もでてこず、おそらくこれは普通の婚活での出会いってやつだなと信じることにしました。

どう考えても素敵な彼と初めてのデート。

数日後、いよいよ佐藤くんとの初めてのデートがやってきました。場所は彼におまかせしています。

駅で待ち合わせた佐藤くんは、会社帰りのスーツ姿。すらりとした紳士風でやっぱりとても素敵でした。

どう考えてもいい男だ。

「このあいだテレビでみて、行ってみたいお店があるんだよね」
テレビで話題とかだったら、共通の話題がみつからなくてもなんらか話のネタにもなるしなかなかいいチョイス!さすが佐藤くんだわ。

連れていかれたのは、小さな雑居ビル。エレベーターを降りるとそこはすぐ店の入り口でした。

ん?居酒屋?

 

私はあまりお酒が飲めないけど、お相手が飲む人だったら別にお酒飲むところでも全然問題ないんだけどたしか佐藤くんもお酒あまり飲まないと言ってたはず。

 

なぜに、あえて居酒屋?

「美味しいカラアゲがあるらしいんだよ。」

カラアゲ。。。好きだけど・・・ん、まあいいか。

 

店員さんに席を案内されると

「・・・タバコ臭いな。」

とつぶやいて、店内を見まわして換気扇の位置を気にした佐藤くんは店員さんに違う席に変えてもらうように頼んでいました。

早い時間だったのでまだお客さんはほぼいなかったし、店員さんは快くOKしてくれました。

そして、お目当てのカラアゲとお料理とウーロン茶×2杯を頼み、楽しくお話ししながら料理をいただきました。

男前が相手だと思うと、無駄に緊張するので、ラフな感じで気を使わなくていいし、居酒屋デートもいいななんて思いました。
何食べるかどこで食べるかよりも誰と食べるかのほうが重要。


カラアゲも料理もひとしきり食べ終わる頃にはお客さんも増えてきて、飲む人吸う人が増えてくると空気もよどんできます。

「そろそろ行こうか。お茶でもする?」

居酒屋は佐藤くんが出してくれたので、じゃあお茶は私が出しますねと話して、 私たちは1軒目を後にし、カフェを探しました。

 

どう考えても素敵な彼と食後のカフェ探し

少し歩いたところにカフェがあったのであそこにしよう!と、

入り口を入ってすぐ佐藤くんは出てきました。

ここはやめておこう。

 

今時のカフェはだいたい禁煙なんだけどたまたまそこは喫煙可のカフェだったので、タバコの臭いがするからイヤだとか。

じゃあ、別のお店をということで、また少し歩いて別のお店に入りました。
お店にはいってすぐ店員さんに何やら尋ねています。
分煙は分煙なんだけどフロアーが別の分煙じゃなくて、フロアーが同じの仕切りのないタイプの分煙だった。
・・・ここもアウトらしい。

そして3軒め、やっとオッケー出る店に入れました。

注文を取りに来た時に店員さんがお水を出してくれたのだけれど、珈琲を待っているあいだ、お水を口に含もうとすると、佐藤くんは
「こういう、お店がだしてくれる無料のお水ってさ、僕絶対飲まないんだよね。だってどんな水がでてくるかわからないし、衛生的に大丈夫かなって思う。特に、美味しくても汚い中華屋とか、さっきの居酒屋みたいなとことか。」


むむむ。


佐藤くんは水と空気にとてもうるさい男だった。

佐藤くんと話せば話すほどに、彼が水と空気にとても気を使う人だということがわかってきました。

独り暮らしのワンルームの部屋に、ウォーターサーバーと空気清浄機(大きいやつ)があるらしい。ねえ、歩くところあるの?

なんていうか、

 

都会で生きるの大変そうだね。

水と空気にうるさい彼との今後の付き合いに思いを馳せると、お店の入り口で空気チェックするくだりを毎回やらなければならないのかとおもうと

 

めんどくさいぞ。

 

空気と水は毎日のことだし、大事だと思うよ。

 

だけど、私、喫煙者なんだよね。プロフィールカードに書いたと思うけど。
大人の恋愛は、無理しない相手のほうがいいと思うんだよね、お互いね。

 

その後、なんどか佐藤くんとデートしてみましたが、やはり毎回の空気チェックとサービスの水へのディスりが心のどこかで負担になって、それが原因であることは相手には伝えていないけど、さらに一歩進んだ関係になる気持ちになれませんでした。

 

ここまで独身でいるとね、お互いいい意味でも悪い意味でも「自分」が出来上がり過ぎてしまうのよね。そこで譲り合ったりすり合わせしたりして、「二人」を築いていくわけだけど、そういう意味ではあまり神経質すぎる相手は私にはしんどく感じてしまうのです。きっとほかの部分でも出てくると思うし。

そんな佐藤くんの水と空気に対するこだわりに共感できる相手はきっといると思う。


佐藤くんに幸あれ。アディオス。

 

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