気がついたら熟女

アラフォー独身女のこじらせ恋愛記録

かなり年上の紳士とデートしてみた件

ルックスに目がくらんで失敗しないようにと、まったくタイプじゃない魚屋さんとカップルになったにもかかわらず、カップルなり逃げされて凹みました。
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魚屋さんて、釣った魚に餌をやらないってほんとなんだ。


と、小学生でも知ってることに今さら気づく。

一緒に居た時間が長ければ長いほど、別れるのって辛くなるけど一緒に居た時間があまりにも短すぎると立ち直りも早い。一緒に居た時間、3分くらい。。。


さ、次いってみよう。と、次の婚活パーティーにわりとすぐにいきました。

40代限定婚活パーティーだったとしても30代も50代も来てたりする

なんかね、私、へんなとこ律儀だから40代限定に行きたかったのにちゃんと誕生日を迎えるまで待ってしまったりしたんだけど、世間はそこまで律儀じゃなくてわりとそこらへんの境界線あいまいだったりする。
運営側も人数集めないと儲からないから、そこらへんざっくりOKなんだろうけど、30代後半とか、なんだったら50代の方もいらっしゃっているのが現実。


で、その日に出会ったのがなんと59歳の紳士。
とても知的で清潔感あふれる人で、結婚歴もなし。人当たりもいいし、体も鍛えてるし、そこそこモテたみたいだけど仕事一筋できちゃった部分もあったり、家のこともなんでも一人でやれてきたいわゆる、

おひとりさまのプロ

みたいな人。

定年を前にして、定年後に一緒に旅行行ったり、歌舞伎をみにいったり、料理したり・・・と今後もてあますであろう時間を共に過ごせる人を探しているらしい。

ほぼ60歳の人とデートなんて考えたこともなかったけど、少し好奇心がでてしまったのと、知的な人は好きなので、ご飯くらい食べに行ってもいいかななんて気持ちになってしまいました。

 

ほぼ60歳の紳士とデートしてみた

待ち合わせは日本料理屋。
緊張感高まるようなお店ではなく、とっても丁寧なお料理がでてくるけどどこかほっとするようなこじんまりしたお店です。さすが紳士、素敵なチョイス。

上品なお料理と、美味しい日本酒。
お酒は飲めるほうじゃないのだけれど、ほんとに美味しい酒はへんに酔わないし、こういう風に飲むんだよと、おつまみを口に含んだあとの塩分とともに味わうといったたしなみ方や、こういう料理にはこういう酒が合うなどを丁寧に教えてくれた。

飲みたくないといってもとりあえず付き合えよとばかりに、一杯目のウーロン茶を許してくれない人もいるけれど、こんな風にお酒をすすめられるとちょっと飲んでみようかなっていう気持ちにもなる。

そういうウンチクが苦手な女性もいるかもだけど、私は嫌いではない、いや好きだ。

軽いファザコンなのかもしれない。

 

と、こんなにべた褒めしておいてアレだけど。

 

一緒に過ごす時間は確かに心地いい。

 

できるんか?できるんか?と自問自答

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居心地が重要なポイントという部分では満たされている。

 

だけど・・・

 

親子ほど年が離れてるとなると、

 

目の前の紳士がやはりお父さんに見える。

 

これ、恋人目線で見れるか、私?見れるんか?いずれそんな日が来て一緒にベッドインできるんか?できるんか?

と自問自答がぐるぐるぐるぐる。お父さんに見えるかもな人の前で悶々とする私。

 

手は繋げるけど・・・それ以上はやっぱり・・・む、無理かもしんない。

 

そんなんはじめからわかってたやろーーーと、全国の定年間近独身組合から訴えられるかもしれないけど、無理なもんは無理だ。

デートの途中からハッとしてきて、居心地いいけどこの先はないとはっきりわかってしまったので、

 

これではただの食い逃げではないか。
カップルなり逃げのほうがよっぽどマシ。ほんとごめんなさい。

こういうのの確信犯的なやつが、婚活詐欺で保険金かけたりするやつだから、紳士さん気を付けて。

さんざん詐欺師がどーのと言っておきながら自分が詐欺師になった気分。

同じ年頃の相手だったらここまで思わなかったんだろうけど、とっても悪いことしたなと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。あれから何年か経ってこの記事を書いてるので、今頃紳士さんは誰かと幸せになっていることを心から願います。

紳士さん、アディオス。

逆に、まったくタイプじゃない男性に出会ってみた結果

ルックスがどストライクの男性、佐藤くんとの件が終了して、しばらくしてからふたたび婚活を再開しました。

前回は外見に目がくらみ恋の気分を味わえてそれはそれで幸せだったけど、今後付き合っていくうえで、ましてや結婚を視野に入れている状況で、水と空気に対する価値観の違いは大きいなと判断しました。

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今回はそれを踏まえて、

ルックスに目がくらんで浮かれないこと

をテーマに婚活パーティーに挑みました。

このタイプじゃない感じ、いいかもしれない

ひとしきりいつもの回転寿司のくだりが終わり、幸いにも?ルックスがタイプの方はいらっしゃいませんでした。

 

もう、同じ過ちは繰り返すまい。

その中で、気になる方がいました。魚屋さんです。

魚屋さんの嫁というと朝早いし、水仕事きつそうだし、お姑さんと一緒に働くとか敬遠されがちかもしれないけど、私、そういう稼業手伝う系のお仕事嫌いじゃないかもしれない。実家もそうだったし。母から苦労話なんかも聞いているけれど、むしろサラリーマンの嫁よりイメージしやすい。


まあ、ここから結婚して子育てもして稼業も手伝ってとなると大変だけど、子に関しては、年齢的にあまり期待できないし、それならば家族一緒に仕事するという暮らしもいいなぁなんてぼんやり妄想。

婚活パーティーは途中経過で誰から好意をもたれてるかがわかって、その情報をもとにフリータイムでお話しをして、最後にカップリングという仕組みになっているのだけれど、魚屋さんはとくに私に好意をもったわけでもなかったのですが、私からの好意に気づいて、フリータイムにお話ししにきてくれました。

ルックスはタイプじゃないけれど、仕事以外の趣味の話もおもしろく、なかなか感じのいい方。それに細かいことは気にしそうにない男っぽさがあるように感じました。

このタイプじゃない感じ、いいかもしんない。

無事に魚屋さんとカップルになれました。が・・・

そう、タイトルどおり魚屋さんとカップルになることができました。はじめは彼にとっての第一希望でも第二希望でもなかったかもしれないけど、最終的には私の好意を受け止めてくれてカップルとなって帰ることができました。

その日は休日の昼間だったので、ここからちょこっとデートしたらいいかななんて思って入り口で待っていました。

魚屋さんは満面の笑顔でやってきてくれ、とりあえず駅のほうに少し歩くことになりました。

ところが、

「今日、これから約束があって、行かなきゃいけないんだよね。ごめんね、また連絡する。」

といって走り去っていきました。

 

・・・あ、そうなの。残念。

 

二人になって3分も経たずに別れることになり、結局その日も、次の日も、その次の日も、数年経った今も、魚屋さんから連絡がくることはありませんでした。

 

パーティーに来た以上、カップルになって終わりたかっただけなのか。
ただそれだけなら、カップルにならんといてほしかった。
魚屋さんも誰かと並行してたのかもしれない。

こうして、エプロンに長靴姿で魚を売る私の未来は3分ほどで脆くも消え去ったのでありました。

 

ここで学んだこと、

カップルなり逃げ

ってあるんだ。

婚活の無限ループに陥った女がとりがちな行動

ルックスもいい、条件もいい、でも空気と水にうるさい佐藤くんを「めんどくさい」と思って見送ってしまう私は、こうやって恋愛をこじらせてしまうのです。

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「理想が高いんじゃないの?」なんて言われると否定するけど、ただただ年収が高ければよいとか、男前だったらいいとか、そう単純じゃないみたい。やっぱり「理想が高い」なんだろな。こういう女がこじらせるんだろなと思います。

 そこそこの年収、そこそこのルックスにプラスして「居心地」っていうのも私にとっては重要なポイントのようです。

婚活をしてよかったと思うことは、そんな自分自身の願望を知ることができるようになったこと。


「好き」から始まる恋愛ならば、そんなの全部飛び越えていろいろなことは後で考えるのだろうけれど、やはりこれは「婚活」なわけで、恋愛の入り口の前で考え込んでしまい、立ち止まってしまい、座り込んでしまい、寝そべってしまい、眠り込んでしまうのです。

いったん熟睡してしまうともう起きれなくなりそうなので、仮眠程度に休んだらまた立ち上がる。そして、立ち止まって、座り込んで・・・・の無限ループに陥ってました。

婚活の無限ループに陥った女がとりがちな行動

そう、それはもう婚活あるあるで、女だけじゃなく男もそうなんだろうけれど、

並行して案件を増やす。

といってもまだお付き合いをしているわけではないし、相手だって本気モードなわけではないだろうし、だいたい独身だし、恋人未満が何人いてもかなわないんじゃないだろうか?と考えるようになります。

 

アラフォー女が何も考えずに婚活パーティーに飛び込んだら、市場価値を認識させられ悲しい経験をしたり、

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無謀にもエグゼクティブなんかに参加した日にゃ、こてんぱんに凹まされたり、

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時には、詐欺師に出会ってみたりもしますが、

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戦うステージを間違わなければ、大体の人は何人か連絡先を交換したり、デートに発展したりまではできると思う。


Aさんで足りないものをBさんで補いつつ、新たにCさんはいないかとアンテナを張り巡らせて・・・

とやっていくと、意外と週末の予定は埋まるし、相手に完璧を求める必要もなくなるし、そこそこモテてる気分になったりして、恋人候補のまったくいない日々よりもずっと楽になっていくわけです。まさに居心地がよくなる。

だけど!

ここを目的にすると本末転倒。たった一人のパートナーに出会うための通過点としてはありかもしれないけど、誰かと関係を築くということを避けていることになるんですよね。そして決断力もなくなる。

そんなことはもっと後になってから気づくのだけど、ますますこじらせてねじらせて行った私の婚活体験談まだしばらく続きます。

佐藤浩市似の素敵な彼との初デートした件

40代限定婚活パーティーに参加し、若かりし日の佐藤浩市似の佐藤くん(仮名)と出会った私。

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あまりにもいい感じすぎて、前みたいに詐欺じゃないかと心のどこかで疑い、帰宅してから一応ググってみました。

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が、特に名前をさらされているわけでもなく、彼の特徴を思わせる婚活常連詐欺のような人物もでてこず、おそらくこれは普通の婚活での出会いってやつだなと信じることにしました。

どう考えても素敵な彼と初めてのデート。

数日後、いよいよ佐藤くんとの初めてのデートがやってきました。場所は彼におまかせしています。

駅で待ち合わせた佐藤くんは、会社帰りのスーツ姿。すらりとした紳士風でやっぱりとても素敵でした。

どう考えてもいい男だ。

「このあいだテレビでみて、行ってみたいお店があるんだよね」
テレビで話題とかだったら、共通の話題がみつからなくてもなんらか話のネタにもなるしなかなかいいチョイス!さすが佐藤くんだわ。

連れていかれたのは、小さな雑居ビル。エレベーターを降りるとそこはすぐ店の入り口でした。

ん?居酒屋?

 

私はあまりお酒が飲めないけど、お相手が飲む人だったら別にお酒飲むところでも全然問題ないんだけどたしか佐藤くんもお酒あまり飲まないと言ってたはず。

 

なぜに、あえて居酒屋?

「美味しいカラアゲがあるらしいんだよ。」

カラアゲ。。。好きだけど・・・ん、まあいいか。

 

店員さんに席を案内されると

「・・・タバコ臭いな。」

とつぶやいて、店内を見まわして換気扇の位置を気にした佐藤くんは店員さんに違う席に変えてもらうように頼んでいました。

早い時間だったのでまだお客さんはほぼいなかったし、店員さんは快くOKしてくれました。

そして、お目当てのカラアゲとお料理とウーロン茶×2杯を頼み、楽しくお話ししながら料理をいただきました。

男前が相手だと思うと、無駄に緊張するので、ラフな感じで気を使わなくていいし、居酒屋デートもいいななんて思いました。
何食べるかどこで食べるかよりも誰と食べるかのほうが重要。


カラアゲも料理もひとしきり食べ終わる頃にはお客さんも増えてきて、飲む人吸う人が増えてくると空気もよどんできます。

「そろそろ行こうか。お茶でもする?」

居酒屋は佐藤くんが出してくれたので、じゃあお茶は私が出しますねと話して、 私たちは1軒目を後にし、カフェを探しました。

 

どう考えても素敵な彼と食後のカフェ探し

少し歩いたところにカフェがあったのであそこにしよう!と、

入り口を入ってすぐ佐藤くんは出てきました。

ここはやめておこう。

 

今時のカフェはだいたい禁煙なんだけどたまたまそこは喫煙可のカフェだったので、タバコの臭いがするからイヤだとか。

じゃあ、別のお店をということで、また少し歩いて別のお店に入りました。
お店にはいってすぐ店員さんに何やら尋ねています。
分煙は分煙なんだけどフロアーが別の分煙じゃなくて、フロアーが同じの仕切りのないタイプの分煙だった。
・・・ここもアウトらしい。

そして3軒め、やっとオッケー出る店に入れました。

注文を取りに来た時に店員さんがお水を出してくれたのだけれど、珈琲を待っているあいだ、お水を口に含もうとすると、佐藤くんは
「こういう、お店がだしてくれる無料のお水ってさ、僕絶対飲まないんだよね。だってどんな水がでてくるかわからないし、衛生的に大丈夫かなって思う。特に、美味しくても汚い中華屋とか、さっきの居酒屋みたいなとことか。」


むむむ。


佐藤くんは水と空気にとてもうるさい男だった。

佐藤くんと話せば話すほどに、彼が水と空気にとても気を使う人だということがわかってきました。

独り暮らしのワンルームの部屋に、ウォーターサーバーと空気清浄機(大きいやつ)があるらしい。ねえ、歩くところあるの?

なんていうか、

 

都会で生きるの大変そうだね。

水と空気にうるさい彼との今後の付き合いに思いを馳せると、お店の入り口で空気チェックするくだりを毎回やらなければならないのかとおもうと

 

めんどくさいぞ。

 

空気と水は毎日のことだし、大事だと思うよ。

 

だけど、私、喫煙者なんだよね。プロフィールカードに書いたと思うけど。
大人の恋愛は、無理しない相手のほうがいいと思うんだよね、お互いね。

 

その後、なんどか佐藤くんとデートしてみましたが、やはり毎回の空気チェックとサービスの水へのディスりが心のどこかで負担になって、それが原因であることは相手には伝えていないけど、さらに一歩進んだ関係になる気持ちになれませんでした。

 

ここまで独身でいるとね、お互いいい意味でも悪い意味でも「自分」が出来上がり過ぎてしまうのよね。そこで譲り合ったりすり合わせしたりして、「二人」を築いていくわけだけど、そういう意味ではあまり神経質すぎる相手は私にはしんどく感じてしまうのです。きっとほかの部分でも出てくると思うし。

そんな佐藤くんの水と空気に対するこだわりに共感できる相手はきっといると思う。


佐藤くんに幸あれ。アディオス。

 

40歳限定婚活パーティーに参加してみた結果

婚活市場において「若い」ということはたいへん大きな価値がある。
美人な40代とちょいおブスな20代なら後者のほうが圧倒的に人気が高い。
ならば、
ふつうまたはふつう以下、いや美人もしかり、40代女性はこの婚活市場どう戦えばよいのか。

ひとつの解決策として、

 

若くなればいいんだ。

若づくりするという意味ではなくて、その市場のなかで一番若くあればいいんじゃないかってことで、

30代限定マーケットでこないだまで20代だった子を相手に39歳が戦うのではなく、40代限定マーケットで40歳が戦うほうがいいんじゃない?

そう思って、40歳の誕生日を迎えるのをひそかに楽しみにしていました。

 

いざ、40代限定婚活パーティーへ

その日のパーティーはだいたい20VS20人。30代限定に比べるとお相手の方たちもそれなりにお年を召してたりバツの数が多かったりではあるけれど、平均値なんてどうでもよくて、素敵なひとりさえ見つければいいわけで、そもそも年下よりも年上のほうが落ち着いてて好きだから私にとっては特に問題なかったりするわけです。

 

何事もモノは考えよう。今あるもので幸せを感じれる力、大切よ。

 

まあ、いつも通りの回転ずしスタイルなわけですが、なんとなく風当りが優しい感じすらしました。男40代、お相手を探したい気持ちは女40代とさほど変わらないのかもしれない。相手に身の丈以上の若さを求める方は40代限定婚活パーティーなんてこないだろうし。

婚活において目をつぶりがちなルックスという要素が満たされた件

その中に奇跡的に、ドンピシャリな方が居ました。

職業や年収的なところはそこそこ堅実。
そうそう、このそこそこ感、重要なのよ。年収1000万円超えと言われるよりも600万~800万くらいでいてくれるほうがリアルなのよ。

年齢は同じジャスト40歳。

お~、同い年っていうのも魅力的。

何よりも気に入ったのがルックス、背が高くて若いころの佐藤浩市に似た感じでキリっとしていてちょっと近寄りがたそうなんだけれど、笑うと可愛い。

何をいまさらルックスなんて!とそんなのでおなかいっぱいにならないわよ!と世の既婚パイセン達に叱られそうだけれど

アラフォー婚活において目をつぶりがちな「ルックス」っていう要素が満足できることってまずない。

この、まずない部分が満たされるって結構幸せじゃない?


フリータイムになって佐藤くん来てくれないかな~なんておもっていたら、別のメンズが私の前に座りました。

佐藤くんはなんと隣の女性のところに行ってるではないの!

隣がひたすら気になりながらも、せっかく来てくれたメンズとお話をして、2回目のフリータイム。

佐藤くんが私の前に座ってくれた!!!

どうやら、佐藤くんは私のところに来ようとしてたらしいけど、さっきのメンズに椅子取りゲームに負けて隣で張ってたらしい。
なんてミラクルな。
これって、私が屈辱を味わった「頭のいい男」と「モテコ」のスタイルではないか!

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そして3回目のフリータイムも佐藤くんはいったん立ち上がったふりしてもう一度同じ席に座った。そう、私の前だ。 

ほかの人に取られたくないから。

だそう。キャーーーー♡

私の40代限定マーケットで戦うという作戦はそう間違ってなかったよう。
四字熟語でいうところの「鶏口牛後」ってやつね。使い方あってる?

婚活パーティーで互いに一目惚れってあり得る。

佐藤浩市似の佐藤くんとカップルになって帰れたのは言うまでもない。

もうね、こんなタイプの男性と出会えるなんて思ってもみなかったからとっても幸せな気分。

並んで歩く背の高い素敵な彼。詐欺だったとしても、もういいよ。(帰ってからネットで調べるけど)


いつもなら、この場でいったんバイバイするんだけれど、今日はお茶くらいしてもいいかなという気分になり、彼もお酒好きじゃないとのことで二人でちょっとお洒落なカフェへ。

「婚活パーティー、正直、何回か参加してみたけどこんな素敵な人と出会えると思ってなかったよ。」

同じ気持ちです♡♡

こ、こんなことってあるのね。近々デートをしようねと約束し、最高の気分で帰宅しました。

ありがとー、佐藤くん。
ありがとー、辛口のエグゼクティブくん、
ありがとー、詐欺師くん、
ありがとー、パーティーで出会ったすべての人。

 

 

と、ここまではお花畑咲き乱れてました。

このあと佐藤くんとのあいだに何があったか、またお話しします。

・・・つづく。

幸せと人生と出会う人についてちょっと考えてみる

結婚活動を始めた39歳、いくつかのパーティーに行ってみてなかなかの現実をつきつけられ、30代で結婚につながる彼氏にはもう出会えない気がしてきました。

だからといって40代で出会える保証はどこにもないけど。

やはり「若い」ということは価値が高いんだろう。この国では。

そうなのであれば40代の中で一番若い40歳としてやり直す方法。もしくは国外へ愛を探しに逃避行。

まあ、どう考えても前者のほうが現実的だわ。生活もあるし。

 

幸せになる人生計画について考える

計画なんてしても思うとおりにならないのが人生。

だからこそ楽しいし、苦しいし、楽しい。

みんなと同じじゃつまらないし、同じじゃないからこんな体験ができて、いろんな人に会えて、いとしさやせつなさや心強さを感じられる。

パートナー探しに苦戦して、もがきながら生きることも悪いことばかりではないよと感じることもしばしばある。実際のところ。


もしも私が、20代の頃に大好きで素敵な彼氏と結婚し、子供を二人ほど授かって、順風満帆な人生を送っていたとしたら、それはそれなりの幸せもあったかもしれないけど、今の人生で経験した仕事での達成感や恋愛での喜び、いろんな体験全部なかったとしたらつまらんよねー。それになにより、人の痛みを感じることができない人間になってたとおもう。自分の器からして。

婚活で苦労するアラフォーなんてどっかおかしいに違いないって思ってしまいそう。でも、今の自分がまさにそうなので似たような環境、似たような心境の人のデリケートな部分を推し量ることができるようになった。

 

まあそれと同時に裏返して言えることは、子供のため、夫のために生きる女性のせつなさや苦しみを理解できない部分はあるのだと思うけど。

結局、今あるもので幸せを感じられる力がいずれにしても必要なわけで、それを鍛えるのが人生なのかもしれない。

 

ちょっとええこと言うたんちゃう?

 

SNS時代の元カレあるある

思い返せばまさにそんな彼氏が20代の頃にいた。ほんとに好きだったし、素敵だったし、お仕事もしっかりとしていた。いろいろあって別れてしまったけど、今は誰かの夫となり父となった。私と別れた後に付き合った人と結婚して。

それきり会うこともなかったけど、今思うと惜しいことをしたよね。。。

と、回想するかとおもいきや。

SNS時代に突入。つながりとか特になくても携帯番号が残ってたりで検索できたりするLINE。

 

そう、突然連絡がきた。長い時を超えて。

 

SNS時代の元彼あるあるである。
たしかに私は彼が結婚したことを知ったとき、電話番号を消した。
一度、出張先の駅で彼の後ろ姿にそっくりな人をみかけたことがある。追いかけようかと思ったけどやめた。どうなるものでもないし、というかすでにどうでもいい。女ってそういうもの。


どうやらまだ私の電話番号を残していたらしい。男ってそういうもの。

 

連絡がきたときは驚いたけど、久しぶりだったのと少し嬉しかったのもあってLINEで盛り上がった。

彼は会いたがった。

でも、会わなかった。どうなるものでもないし、というかすでにどうでもいいし、もっと言うと、家庭があるのに

 

いまさら元彼女に連絡するような男と結婚しなくてほんとによかった

と心から思った。

 

選ぶ道によって人生は変わってくる

人生があみだくじのようになっていて、こちらを選べばこういう問題があってこんな体験があって、あちらを選べばまた違った道があって・・・ってなっていて選ぶ道によって見えるもの、出会う人、もしかしたら死に方まで全然違うんだろうけれど、どうやっても出会う相手っていうのがいるのも確かで、私にとってその元カレはどうやっても出会う相手だったようにも思える。

積極的に連絡をとることはたぶんこの先もないけど、また何かの拍子にひょっこり出会ってしまう人なんだろうな。

ただ、私が今会いたい、

 

「どうやってでも出会う相手」は一体、どこにいるのか。

 

情報求ム。

 

 

 

 

私、もしかして出会ってしまったかもしれない。

記念受験」くらいの気軽な気持ちで始めた婚活も、活動すればするほどに自分の市場価値を思い知らされ、ボコボコになってもまた立ち上がるを繰り返さなければいけないことを知りました。

ならば、パンチドランカーのごとく麻痺するまで打たれてやろうではないか。

いったん立ち止まってしまうともう歩けなくなりそうなので、性懲りもなく新たな出会いを求めて立ち上がりました。

今度は、ノーマルな30代限定婚活パーティー再び。
一番傷つかなかったバージョンね。
麻痺するまでとかいいながら、傷つかないであろう道を選んでるけど。

メンタルを鍛えるのが目的ではなく、あくまでも

パートナーと出会って幸せになりたい。

が、最終目標なので。

私、もしかして出会ってしまったかもしれない。

その日の婚活パーティーは10~15人対決だったように記憶してる。
前回の50人にとっても疲れたあとなので少人数の面接が楽に感じました。

30歳代という縛りだけなので、同い年か年下の男性たち。私の理想だけをいえば同い年またはちょっとだけ年上の男性なのだけれど、それはまあ誤差ということで5歳以内の年下なら同い年とみなそう。(むこうはどう思ってるかわからないけど)

 

その中で出会った男性は、同い年、ちょっとワイルド系、男前ではないけど男らしい雰囲気、料理が得意。仕事は自営業。年収はなんとエグゼクティブクラスじゃないの!

年収を気にして嫌らしい女だ。そんなだから結婚できないって思われるかもしれないけど、やっぱりこれは「婚活」だから。好きから始まる恋愛ではないから。
回転ずしの段階で好きになってしまうこともあるかもしれないけど、だいたいの人はそうじゃないと思う。

で、まあそのワイルドエグゼクティブくんは、稼ぎやステイタスを鼻にかける風でもなく、人懐っこい笑顔でカジュアルなランチデートの提案をしてきた。
おいしいもの作るのも食べるのが好きだから、高いお店じゃないんだけどと言って具体的な提案。

いいじゃないーーー♡

パーティーが終わって、その日は時間帯が遅めだったのでいきなりご飯て感じだったので、まだまだ初心者マークの警戒心が強い私は、「今日はあまり時間がないので、今度お昼間に。」ということで話をつけた。

帰宅してから衝撃の事実を知ることになる

とってもウキウキした気持ちでお家に帰ることができ、一緒に料理したり一緒に出掛けたり、スポーツなんかも一緒に楽しめたらいいな♪なんて久しぶりに乙女の気分をかみしめていました。
そりゃ、完璧じゃないよ。私だって完璧じゃないもの。
少しずつ時間を重ねてお互いのことを知って二人の関係を積み上げていく。そんな感じがいい。あの人ならそんな感じわかってくれそうよ。

と、ここで彼からのメール。
今日のお礼と、次のデートの日取りなどを簡単にやり取りして、2週間後にデートの約束。

いい予感~。こんなに幸せで、いいのかな~。

 

こんな時、女は誰かに話したくなるものです。

でも、友達にも婚活してること話してないし、せめて同じような気持ちを味わった人の話とかちょっとみてみよう~。と淡いピンク色の気持ちでパソコンに向かいました。

で、しばらくネットサーフィンを続けていると参加した婚活パーティーのレポートみたいなのが2ちゃんねるにあがってるではないですか。

そこで知った事実。

婚活パーティーには詐欺みたいなんがたまにおる。

詐欺といっても遊び目的の人もいれば、金銭が目的だったり、結局なんらかの勧誘だったりいろいろ。ネットの掲示板だから好きになったのにふられた腹いせというのもありえるんだけれど、複数の人が同じ人のことを指して言ってる常連詐欺もいたりで、その人かも?とにおわせるイニシャルや特徴がかかれていたり、ひどい場合は実名を挙げられていたりしてました。

急に不安になってきて、まさかとは思い調べていくと、なんと!同じ会場別の日で彼の特徴そっくりな人が遊び目的のヤローだと書かれていました。
調べれば調べるほどに出てきて、まさかまさかの実名アップ。

ほいきたビンゴっ!

私、もしかして出会ってしまったかもしれない。

 

ネットでちょっぴり有名な遊び目的ヤローに。


パーティー終わってすぐ帰った警戒心は正解だったよう。
とりあえず、現時点では私はなにも失ってないし被害もない。
数時間ハートを盗まれたこと以外は。


翌日来たメールには返信せず、もちろん2週間後のデートが実行されるはずもありませんでした。

バレたのがバレたのか、そもそもたくさんの同時進行被害者がいるのか、彼も深追いしてこなかったので特に迷惑に思うようなこともなく終わりましたとさ。

めでたし、めでたし(泣)

 

 

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